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【効率化確定】ChatGPTを活用するための実践事例とアイデア
2023/01/20
2022年は言語、イラスト、音楽などの様々な分野でジェネレーティブAIが登場し、ビジネスからアートまで世界中の注目を集めることとなりました。
その中でも、自然言語処理タスクにおいて高い精度を誇る「ChatGPT」は特に注目を集めており、今後のトレンドになることが予想されています。
私が使用した感想としては、文章作成のような言語タスクを始めとして、様々な状況で作業効率を向上させる手助けになってくれる印象を受けました。
この記事では、ChatGPTを活用するためのアイデアと実践事例を紹介させていただきます。
基本情報
ChatGPTの基本情報です。
ChatGPTは、2022年11月に非営利法人OpenAI Inc. がリリースした自然言語処理モデルと呼ばれる対話型のAIです。
LINEのようなチャット形式でAIとやりとりをすることができます。
母体であるOpenAIは、スペースXやテスラで有名なイーロンマスク氏など他数名によって設立された人工知能研究所であり、人類全体の利益となるようなAIを普及させることを目的としています。
2019年にはマイクロソフトなど数社から合計10億ドルの投資を受けているため、非常に期待されているサービスであることがわかります。
リリースから5日後には100万人の利用者数を超えました。
100万人の利用にはInstagramでも2ヶ月半、Spotifyでも5ヶ月かかっており、これらの人気サービスと比べても圧倒的な速度で普及しています。
使い方
ChatGPTは無料で利用することができます。
まずはChatGPTのサイトでアカウントの登録をします。
URL : https://chat.openai.com/chat/
登録を終えたら、以下のような画面でスタートします。
あとは画面下部のスペースにテキストを入力して、AIに言葉を投げかけるだけです。
会話のような文体で質問することもできますし、必要な情報を箇条書きで並べるだけでも、それに対応した情報を返してくれます。
また、返答の内容が想定通りでない場合は、質問文をより詳細にすることで修正することができます。
想定通りの完成した質問文は毎回入力しないで済むよう、スニペットツールなどで管理するのがおすすめです。
活用方法
多くの状況で活用できると思われますが、例えば当サイトのようなブログ形式のサイトであれば以下のような活用方法が例として考えられます。
・記事タイトルを考える
・記事の見出しを作る
・文章校正をする
・文章の要約をする
・プログラミングコードのアイデアをもらう
・SEO対策をする
ここからは、実際にChatGPTを利用しながら実践事例を紹介していきます。
記事のタイトルを考える
特定のキーワードがあれば、そこから記事のタイトルを提案してもらえます。
今回は「ChatGPTをテーマにする記事を書くので、5つのタイトル候補を挙げてください」という内容を入力してみました。
実際のやり取りが以下の画像です。
このように、個数を指定するとその数だけアイデアを挙げてくれます。
見出しを考える
次に、見出しを考えてみます。
以下のようにしました。
段落に分けた見出しを提案してくれました。
最初の質問から会話が続いていれば、質問に「この」という指示語を入れても理解してくれます。
新しいチャット画面にしたり、ブラウザ更新をすれば特定のテーマに対する学習はリセットされます。
文章校正をする
ChatGPTは文章校正の手助けもしてくれます。
綺麗な文章を作る自信がなくても、ある程度ラフに書いた文章をChatGPTに投げることで整った文章を提案してくれます。
以下のようにしました。
句点が多めで、要点もバラバラになっていた上の文章が綺麗な文章にまとまりました。
文章の要約をする
次は文章の要約です。
ChatGPTに関する日経新聞の記事がありましたので、そちらを要約するように依頼してみます。
元々の記事の文字数は758文字でしたが、どれほどの要約が可能か検証してみます。
結果は、253文字にまとめてくれました。
内容としても大きくは外れておらず、要約ができています。
プログラミングコードのアイデアをもらう
ChatGPTにコードを生成してもらうことが可能です。
思いつかないコードに対してアイデアをもらったり、コードリファクタリング(プログラミングの文章校正のようなもの)を依頼することもできます。
今回は「今年は何回13日の金曜日があるかを数えるコードの書き方」を教えてもらいます。
以下のようになりました。
上のコードをコードエディタで実際に動かしたところ、問題なく動作することができました。
開発のアイデアから学習まで使える機能となっています。
SEO対策をする
Google Chromeの拡張機能である『AIPRM for SEO』を利用すると、ChatGPTをSEO対策ツールとして利用することができます。
英語のみ対応しているツールですが、こちらの方が日本向けに解説してくれていますので、ぜひ参考にしてみてください。
その他の活用アイデア
上に紹介した以外にも様々な活用方法があり、以下のようなことも可能なようです。
・スプレッドシートで表を作る
・SNSの投稿テキストを考える
・歌詞を考える
・冠婚葬祭などの形式ばった手紙を考える
・英語の翻訳、Grammarの修正
トレンドになっている技術はTwitterでシェアしてくれている方も多いので、気になる方はTwitterで検索してみてください。
注意点
非常に便利であらゆる可能性を秘めているChatGPTですが、残念ながら現状では「検索」の用途として利用した場合の情報の精度がまだ低いようです。
例として以下の画像を挙げておきます。
一見問題ない文章に見えますが、吉田松陰は文中2行目にあるような「総理大臣を5回務めた人物」ではありません。
一般的に言われていることは、松下村塾と呼ばれる若者の学びの場を設立し、そこから初代総理大臣の伊藤博文や山県有朋、高杉晋作などの優れた政治家を輩出したということです。
このように、正確ではない情報が混ざっていることがありますので、注意が必要です。
検索エンジンのように使う場合は、ChatGPTに情報ソース(URLなど)を提供してもらいながら確認をする、あるいは検索にはGoogleを使うのがいいかもしれません。
この点は、今後のアップデートに期待します。
追記
Perplexity.aiという対話型の検索に特化したAIが発表されていました。
こちらは通常の検索エンジンで検索するときとは違い、会話的、かつ抽象的な質問から検索結果を提示してくれます。
また、回答の内容でAIが参考にしたURLを同時に提示してくれるので、ソースの確認が可能です。
情報の精度も高く、新しい検索エンジンになり得る可能性を秘めていますが、現在は質問のみ日本語に対応しており、回答は英語で返ってきます。
ChatGPTも含めて注目しておきたいAIです。
まとめ
まだ発表されたばかりなので、今後も大きなアップデートがされていくと予想されます。
現時点でこれだけの性能ですから、数年後には人間の生活にすっかり馴染んでいる可能性もあります。
余談ですが、今回の記事のアイキャッチ画像はOpanAIがリリースしている画像生成AIのDALL-Eで生成した画像を使用しました。
ブログ記事のみならず、YouTubeや各種SNSなどでも十分利用できるクオリティですので、ジェネレーティブAIをまだ利用されていない方は、ぜひ楽しんでみてください。
追記
ChatGPTからの回答の精度をあげるためのツールを制作しました。
工夫された質問や依頼(プロンプト)を簡単に生成することができます。
こちらもぜひご利用ください。
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