SEO

【SEO対策】検索上位で表示されるまでに実践したこととは?【やり方解説付き】

2022/10/11

SEOとは、「Googleなどの検索エンジンでキーワード検索された際に、ページ上位に表示されるようにサイトのコンテンツなどを最適化すること」を指します。

最適化する方法は非常に多く、全てを把握して実践するには継続的な勉強が必要です。

実際、「SEO」で検索してみると秀逸なまとめ記事が多くあります。

しかし最初から膨大なテキスト量のまとめ記事と向き合ってしまうと、どこから手をつけたらいいのかわからなくなる場合もあるのではないでしょうか。

そこで、当サイトではSEO対策の情報を全てまとめる記事ではなく、検索順位で上位表示されるまでに実践した内容を記事にすることにしました。

実際に行った具体的な内容にすることで、作業量や効果をイメージしやすい構成にしています。

また、当サイトのSEO実績は運営期間1年半ほど経過した時点で、検索順位1位が5キーワードほど、検索順位10位以内が40キーワードほどありました。

巨大メディアほどの実績ではないものの、皆様にとって多少なりと有益な情報となれば幸いです。

記事を書く前にすること

当サイトでは記事を書く前記事を書いているときサイト全体の3つのポイントでSEOを意識しています。

記事を書く前の準備から説明していきます。

どのような記事を書くか

最初は、どのような記事を書いたらいいのかを考えます。

基本的にはサイトのテーマに沿ったカテゴリーの記事を新しく書くか、すでにあるカテゴリーの関連記事を増やすという方針で記事を増やしています。

このような記事作成の優先順位を考えるには、「E-A-T」という概念が影響してきます。

Googleの検索品質評価ガイドラインというPDFで発表しているデータがあり、その中で定義されている概念がE-A-Tです。

E-A-TはそれぞれExpertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)が重要であるということを表していますが、どのような記事を書くかどうかの判断はExpertise(専門性)の部分で考えています

他の2つの要素に関しては、サイトの成長に伴って結果的に生まれてくる割合が大きいので、ここでは割愛させていただきます。

SEOに重要な専門性とは、記事の情報の網羅性、情報の量、オリジナル情報の有無、関連記事の多さなどが関係しているようです。

そのため、記事を書く際にとにかく思いついたまま記事を書いていると、サイトの専門性が一向に上がりません。

なるべくサイトのテーマを絞って記事を書き、そこから枝分かれするように関連記事を書くのがSEOに有効であると考えられます。

情報収集とコンテンツ差別化

記事の内容が決まり次第、Webでの検索、書籍、知識のある人との会話も含めて情報収集をします。

この際、既存のサイトと似たような内容の記事にならないように注意します。

Googleは他サイトと似たコンテンツの評価を下げる傾向がありますので、同じようなテーマで記事を書く場合でも、切り口を変える必要があります。

特に「SEO」という検索ボリュームの多いキーワードでは、似たような記事が多く存在しています。

当サイトでは、単純にSEO対策について情報をまとめた記事にするのではなく、独自に検証した情報を入れることに注力しました。

記事タイトルを考える

続いて、記事タイトルを考えます。

検索表示されたいキーワードをタイトルに混ぜて、タイトル構成をします。

この際、仮に「SEO」をテーマにした記事を書くとします。

その場合はタイトルに「SEO」というキーワードが入っていなければ、「SEO」と検索したユーザーにそもそも表示されないので注意が必要です。

加えて、タイトルを考えるときは「キーワードプランナー」というGoogleのツールを使うのが有効です。

キーワードプランナーは、そのキーワードが月間でどのぐらい検索されているのかを知ることができるツールです。

例えば「SEO」というキーワードをキーワードプランナーで調べた場合、月間で1〜10万ほど検索にかけられているキーワードであることがわかります。

また「SEO とは」、「SEO やり方」といったその他関連キーワードの月間検索ボリュームも一斉に表示してくれるため、どのようなキーワードでタイトルを組んでいくかの参考にすることができます。

検索ボリュームが多いキーワードであればあるほど、検索順位で1位を獲ったときの恩恵は大きいものとなりますが、それだけ競合も多いということになります。

当サイトでは大きすぎるキーワードは避け、月間1000〜1万ぐらいの検索ボリュームで検索順位の上位を狙うことから始めていきました。

ある程度記事コンテンツが充実してきたら、検索ボリュームの多いキーワードを狙ってみてもいいかもしれません。

タイトル文字数は30〜35文字ほど

タイトル文字数は直接SEOに影響するわけではありませんが、30〜35文字程度にまとめるようにしています。

理由として、検索結果に表示される文字数が30〜35文字ほどという制限があるからです。

検索してきたユーザーは、タイトルを見て知りたい情報があるサイトなのかどうかを判断しています。

前と同じ「SEO」というキーワードを例に、まずは以下の2つの仮タイトルを比べてみます。

・ブログをされている方は必ずチェックした方がいい情報!先日のアップデ…(文字切れ)
・2022年に発表されたGoogleのSEOアップデートを解説!(32文字)

1つ目の例のように、あまり長いタイトルだと文字切れを起こしてしまい、記事内容が想像しにくいタイトルになってしまいます。

比較して、2つ目の例は「2022年」という情報の新鮮さ、GoogleのSEOアップデートに関する内容ということが一目瞭然です。

このような点で、あまりに長いタイトルはユーザーのクリックを促す場合に不利だと考えます。

ただし、文字数が多少長くなってしまったとしても、文字切れする前に内容が理解できるタイトルになっていればユーザビリティはあまり下がらないとも言われています。

いずれにしても、重要なキーワードほどタイトル前半に組み込むことが最善であるかもしれません。

記事を書くとき

ここからは記事を書くときに意識しているポイントです。

大きく2つの項目に分けましたので、順に紹介させていただきます。

目次から考える

記事を書く際は、目次を箇条書きで書くところから考えるようにしています。

上から順番に書くということをしない理由はいくつかあります。

まず、目次を意識せずに上から文章を書いていくと、意図せず内容がずれてしまっている場合があるからです。

また一つの項目で文章が長くなりすぎると、記事の内容が理解しずらくなります。

そのため、最初から目次を作ることで記事の分割タイミングを測っています。

さらに重要な部分として、タイトルと内容が合っていることと、各目次と内容が合っていることの両者の整合性が取れていることによって、①読者の理解を助けること、②検索エンジンAIの理解を助けることに繋がります。

そうしてユーザーからの評価が上がればサイト滞在率や回遊率が上がり、さらには被リンクを受ける可能性も上がります。

これらは間接的にSEO評価を上げることに繋がります。

また、検索エンジンに理解されやすい記事構成にすることは、SEO評価にも繋がります。

目次(HTMLタグとしてのhタグ)がSEO評価に繋がる可能性に関しては、以下の記事で言及してくれています。

https://webma.xscore.co.jp/study/seo-h-tag/

Googleのジョン・ミュラー氏の発言があり、信憑性のある情報であるようです。

以上のことから、記事の骨組みとなる目次から考えるようにしています。

適切な画像、適切なリンク

記事を書いていると、どうしても文字だけでは説明できないことがあります。

その場合は、さらに文字数を増やして無理やり説明するより画像を挿入したり、参考となる外部サイトのリンク、関連している自サイトの他記事リンクなどを積極的に貼るようにしています。

画像に関しては画像検索からの検索流入が増えることが見込めるため、SEOに繋がります。

また、検索エンジンに画像を理解してもらいやすくするため、画像の名前を関連するものにし、alt属性を画像を表すキーワードにすることが重要です。

alt属性とは、万が一画像が読み込まれなかった際に表示されるテキストをあらかじめ入力しておく部分です。

こちらが入力してあることで、検索エンジンが画像の内容を理解することに役立ちます。

リンクに関しては、情報の信頼性のあるサイト(検索上位表示、大規模メディアなど)へのリンクであれば積極的にしていくべきだと考えられます。

理由としては、Googleのマット・カッツが自身のサイトで、「良いサイトにはリンクをすることを推奨する」、「悪質なサイトへのリンクが多いサイトはあまり信用していない」とリンクについて言及しているからです。

また、自身のサイト内部のリンクを貼ることも関連情報の補足になりますので、結果として情報の専門性を高めることに繋がります。

これらはSEO対策になるだけではなく、読者にとってわかりやすいコンテンツを作ることにも繋がります。

サイト全体で意識したこと

サイト読み込み速度

記事ひとつだけではなく、サイト全体でもSEO対策できることが多くあります。

ひとつはサイトの読み込み速度を速く保つことです。

サイトの読み込みスピードを把握したいときは、PageSpeed InsightsというGoogleのサービスを利用します。

こちらは100点満点で評価されますが、必ずしも100点を出さなければ検索順位上位になれないわけではないようです。

検索順位1位を獲得しているサイトの多くが100点満点ではありません。

しかし、Googleの発表では読み込みの速いサイトの重要性を説いています。

そのため、SEO評価が同じぐらいのサイト2つがあった場合、読み込みが速いサイトの方が上位表示となる仕組みだと考えられます。

ライバルの多いキーワードで検索順位上位を狙うのであれば、なおさらサイトの読み込み速度は維持しておきたいところです。

サーチコンソールチェック

Googleサーチコンソールでサイトの評価をチェックし続けることも、サイト開設当初から意識していることです。

Googleサーチコンソールは、書いた記事がどのようなキーワードで検索されているのか、どのぐらい表示されているのか、などといった多くの情報をチェックすることができます

SEO対策として試してみた内容がそのまま数字として反映されるため、検証と改善を行うには必須のツールだと考えています。

注意する点としては、検索順位が上がってくるにはある程度の期間が必要で、すぐに反映されるわけではないということです。

一説には1ヶ月から半年などと言われていますが、確かに記事を書いてから検索順位が上がってくるまでに早くても1ヶ月は要した体感があります。

そのため、SEO対策した効果の検証を見逃さないためにも、頻繁にサーチコンソールをチェックすることを推奨します。

その他細かい内部SEO

内部SEOとは、Webサイトの構造を検索エンジンに対して理解しやすい形にすることです。

前述の「タイトルに関するSEO」や「画像のalt属性に関するSEO対策」、「サイトの読み込み速度」といったものも、内部SEOの分類に含まれています。

その他、当サイトでも重要だと判断して導入している内部SEOをいくつか紹介させていただきます。

有名な内部SEOのひとつに、「パンくずリスト」と呼ばれるものがあります。

これは現在表示されているWebページの階層を表すものであり、当サイトでも記事ページの上部にパンくずリストが表示されています。

ブログサービスを利用している場合では最初から設定されていることがほとんどですが、WordPressなどでサイトを自作している場合、パンくずリストも自作する必要があります。

効果としては、ユーザーがサイトの現在地を知ることができる点と、検索エンジンが記事ページを見つけやすくするという点です。

検索エンジンがページ情報を集めやすい構造であれば、新しく記事を書いた際にもいち早くWebページとして認識してもらうことができます。

次の内部SEOは、「メタディスクリプション」です。

メタディスクリプションとは、キーワードで検索した際にタイトルの下に灰色の文字で表示される数行の説明文のことです。

直接検索エンジンに評価されるわけではありませんが、ユーザーが記事をクリックする際にはメタディスクリプションの文章を読み、有益な情報なのかを判断しているとされています。

そのため、記事内容がすぐに読み取れることや、記事の内容が読みたくなる記述があることで、クリックへと誘導する効果が期待できます。

サイト訪問数が増えれば、結果として検索エンジンにも評価されることになるため、間接的にはSEO対策となっています

また、表示される文字数は100文字程度となっていますので、その前後でおさまるように記述し、タイトル同様重要なキーワードは前半に記述します。

最後に紹介するのは、「サイトマップ」です。

よく見かけるのは、サイトの最下部に全てのページにつながるリンクを置いているパターンの「HTMLサイトマップ」です。

こちらをサイト内に用意することで、検索エンジンにサイトの内部リンクを網羅して理解してもらいやすくなり、検索エンジンへの登録漏れを防ぐことができます

また、ユーザーにとっても見やすいサイトになると言われています。

HTMLサイトマップを使わない方法として、前述のGoogleサーチコンソールを使って検索エンジンに直接サイトの中身をお知らせする「XMLサイトマップ」という形式があります。

また、WordPressを利用されている方であれば、WordPress内の拡張機能でXMLサイトマップを送信するものが用意されていますので、そちらを利用することができます。

当サイトではHTMLサイトマップは置かず、XMLサイトマップを検索エンジンに送信する方式を取っています。

まとめ

当サイトとして今まで実践してきたことは以上のことでした。

実施するべきと言われているSEO対策は他にも多くの項目がありますが、まずは簡単に始められるところから紹介させていただきました。

もしこれからSEO対策の勉強を進めていくのであれば、GoogleのSEOアルゴリズムのアップデートには注意が必要です。

アルゴリズムが変更になれば、評価される項目が変更になる影響で、検索順位が大きく変動する場合があります。

2022年9月の時点では「September 2022 core update」という名前でアップデートが実施されています。

アップデートの告知に関してはGoogleのTwitterアカウントからアナウンスがありますので、こちらをフォローしておくといいかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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