【都市伝説其の三】電気を付けていたら
数人で先輩の家に集まり、飲み会をした帰り道。
ふと先輩の家に忘れ物をしていることに気付いて、急いで取りに戻った。
酔い潰れてそのまま寝てしまったのか、部屋の鍵は開いたままで中も真っ暗だった。
入り口から近い場所に置いてあったので忘れ物はスグに見つかり、
「寝ているのに起こすのは悪いかな…」
と、そっと部屋から出ていった。
次の日、たまたま近くを通りかかると先輩のマンションの周囲に人だかりが出来ている。
不思議に思い、近くにいた警察に「何かあったんですか?」と聞くとマンションの住人が殺されたらしい。
話を聞くうちに先輩のことだと分かり、蒼白な顔で後輩だと告げると警察がポケットから一枚の紙片を取り出した。
「じゃあ、この意味が分かりますか?現場に残されていたんですけど」
それはポラロイド写真だった。
恐々と覗いた写真に、思わず悲鳴を上げかけた。
真っ白な先輩の部屋の壁。
そこには真っ赤な…おそらく血文字でこう書かれていた。
『電気をつけなくて良かったな』
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