【心霊其の六】何かを轢いた…
故人の一回忌に帰郷した時の出来事です。
いつも帰郷する際に通る道沿いに故人の墓場があるのですが、
その道沿いにさしかかった時です。どすん!という鈍い音がして何かをひいてしまったようなのです。
慌てて車を降りて確かめたのですが何もひいてはいませんでした。変だなと思い、また車を走らせていると、今度はハンドルが重くなってしまいました。
風かなと思いふと窓の外に目をやると月明かりに照らされて車の屋根の上に何かが乗っているのが見えました。その影は車を走らせているのにどんどん増えていきました。
走っているのにバンパーからひょい、ひょい、と乗ってくるのです。
何も見なかった事にして、故郷に到着して車を確認したところ、何も乗ってはいなかったのです。ただ、窓や屋根や、車の車体に人間のものではない手形がびっしりとついていました。
その時は鳥か何かだろうと、あまり気に留めていなかったのですが、その一ヵ月後にまた事情があって故郷に帰ろうと車を走らせていると、車が傾き始めました。おかしいなと思っていたらタイヤがパンクしていたのです。
パンクしたのは、その何かをひいてしまった前方のタイヤ部分です。
ひいた恨みなのかはたまた何かの知らせなのか・・・
なんともヒンヤリとした思い出です。
(田中Z豆汁先生からの投稿)
◆皆様からの心霊体験、またはあなたの周りで囁かれている都市伝説を大募集します。よろしくお願いします。→
応募フォーム